CFP資格審査試験

皆さん、こんにちは(^^)
今週は震災の余震で寝不足な大阪かがやき行政書士事務所の林です。

さて、6月10日と6月17日に実施したCFP資格審査試験を受験してきました。CFPは国家資格である1級FP技能検定と同格のFP資格の最高峰とされるものとされています。FPの資格の仕組みはややこしいのですが、1級FP技能士は国家資格であるのに対して、CFPは国際的な民間資格で日本以外でも通用します。試験の難易度は両者ほぼ同じ程度とされますが、1級FP技能検定は6科目で約6割得点する必要があります。CFPは科目合格制を採用しており自分のペースで学習が進められる特徴があります。

今年の初めに2級FPの試験を受験してすっかりFPの勉強にハマりました。自分の中では訴求力を考えたら2級より1級だと思う派なので、とりあえず1級FP又はCFPを目指すのは必然的とも言えます。たまたま日商簿記も1級を取得していることもあって、1級FPも取得すれば対外的にもお金や数字に強い人として評価されるような気がしました。

FPは行政書士と違って名称独占資格なので、資格が無ければファイナンシャルプランナーとしての仕事が出来ない訳ではありません。なので資格は無くても良いのですが、無いより有ったほうがより信用されるような気がします。ファイナンシャルプランナーはお金に関する相談業務が中心になるので行政書士とも相性が良いと考えます。例えば相続手続きに関するご依頼があった場合に、単純に遺産分割協議書を作成して預金を解除したり名義変更するだけでなく、遺族年金の受給要件を満たしているならば「遺族年金が貰えますよ。年金事務所に相談に行かれてはいかがでしょう。」みたいな事をプラスワンでお伝えすることも可能ですよね。税金面でお得な情報や事業承継についてのアドバイスや提案もFPなら可能です。自分としてはFPを行政書士業務の付加価値的なものとして活用出来ればいいなと思ってます。

今回受験した科目は、「不動産運用設計」、「ライフプランニング・リタイアメントプランニング」、「タックスプランニング」、「相続・事業承継設計」の4科目です。自分としては4科目は少し欲張り過ぎたかなと思いましたが、勢いを大事にしようと思ったのでチャレンジすることにしました。CFPの合格率は各科目とも4割弱もあるのですが、基本的に全員AFP所持者なので、真面目に勉強して準備されている方が多く決して簡単ではありません。
今回の結果は下記の通りとなりました。

不動産運用設計 35/50
ライフプランニング 34/50
タックスプランニング 30/50
相続・事業承継設計 39/50

不動産は例年に比べると簡単に感じました。ライフは手応えは悪かったです。タックスは思った以上に点数が伸びませんでした。特に法人税の問題は壊滅状態でした。相続は難しく感じた割に点数が一番取れていました。今回はAFPの登録をしてすぐ試験の申し込みをしたので、勉強期間があまりなく厳しかったです。全ての科目でそれなりに点数が取れるよう勉強したので実際の結果もその通りになりました。正直、全部落ちてもおかしくない実力だと思ってますが、この結果には非常に満足しています。但し、真の実力者は8割40問以上は正答しているので、仮に合格していたとしても今後知識の底上げは必要でしょう。

合格のボーダーラインは分かりませんが、上手く行けば4科目とも合格の可能性はありそうです。自分としては全部落ちてもおかしくない実力なので本当に驚きました。今回の結果がどうであれ、次回の11月の試験に6科目合格を目指してCFPになれるよう頑張ります。

ただし、CFPも1級FP技能士も行政書士に比べるとイマイチ世間一般の人には知名度が無いのが残念です。